今回はなにか違った

イベント主催であるGNZさんは、普段仕事があっても休みの日でもイベントの日は必ず30分前には来てたし、遅れなら連絡が入ってたが今回は違った。
でも前日に今回使う豆の情報はもらってたし体調が悪いとも聞いてなかった。

18:30、30分を切っても彼が現れない。
もともとLINEの返信が遅い彼だったので返事がないことに心配はしていなかったが今回は何かが違う。
しかも今回は「事情」があって絶対に遅れてほしくなかった。

ラインの返信があったのが40分を過ぎたあたり。
「バスには乗ってます。19時には間に合うと思います」
連絡がありほっとした。
だいたいこのイベントはまったりしてて、数人の参加者がいるくらいだったのだが、事前の予約のお客さんや新規のお客さんがどんどん入っていたので亞猫はお客様の対応しながらGNZさんを待ってたので、しかも「事情」があったのでなおさら安心した。

毎回イベントに参加してくださるカップルと、お昼からおられたご夫婦に飛び込みのグループとにぎやかな雰囲気の中、高齢のご夫婦が入って来られた。
ボードゲームをしそうにない雰囲気のお二人。
この二人が例の「事情」だったのだ。
「あらぁ亞猫ちゃんのお店、可愛くていい雰囲気じゃない」
「パパ、ママ!本当に来てくれたんや!」
亞猫の「パパ」「ママ」に周囲のお客さんがちょっと引いてるのは感じたが、普段からそう呼んでるのでしかたないw

GNZさん到着

今日は土曜日でみぃこさんも仕事のため店員は亞猫ひとり。
バタバタしながら常連さんのカップルと高齢のご夫婦に相席してもらい軽いゲームを楽しんでもらっている中、18時すぎに息を切らしながら大荷物を担いでGNZさんが入ってきた。
「ごめんねー寝坊したぁ!」
毎日仕事もしてるのにどこかのボドゲカフェやゲーム会に顔を出しているGNZさんは「双子説」まで出てるGNZ。
そんなパワフルな彼は何もない休日は一日寝てるという。
そりゃそうだろって思ってたけど寝すぎてしまった様子。
移動も車などを使わずバスや電車なので、コーヒーを入れる機材も大きなバックにいれて両手に
抱えてやってくる。

店内の人の多さにびっくりした様子だったが、早速コーヒーを淹れだした普段は3種類ほど豆を準備してくれていてどれを出すか聞いてくれるんだけど、そんな余裕もなかったらしくエチオピアモカシダモ(浅煎り)を何も聞かず人数分淹れ始めた。
普段は絶対しないがカップを上から持つほどの余裕のなさっぷり亞猫は
「(事情があるんだから)落ち着いて!カップを上から持たないで!」
とGNZさんに囁き、少し落ち着きを取り戻した様子でコーヒーを淹れていた。
「こんな人数になってるとは思わなかったよ」
と困った様子をしながらつぎ分け一杯目を配った。

高齢者の奥様が言った。
「このお豆はなぁに?エチオピアモカシダモ?ふ~ん」
旦那さんはニコニコしながらゲームを楽しんでいる。
パパは80を過ぎているが頭の回転も速くすぐにゲームを理解され、ママも奮闘されているが「全然わかんないわ」とブツブツと文句を言っている。

GNZさんが準備してくれた3種類のコーヒーと2日前に亞猫とみぃこさんが行ってきた久留米の老舗の喫茶店「那珈乃」の豆とボードゲームを楽しんで頂き和やかな雰囲気で23時を迎えた。

高齢のご夫婦がGNZさんに「おいしかったよ」と一言残し帰ろうとされたが外は雨がパラついていたし
来られるとき迷ったと話されていたのでみぃこさんが駅まで送ってくれた。

おふたりが帰られたのでやっと話せたが実はこのご夫婦は先ほどちょっと紹介した久留米の名店「那珈乃」のマスターとママだったんです。
45年も珈琲店を営まれており亞猫とは20年以上のつきあいになるんですが先日、遊びに行った際にイベントの話をしたら「じゃあ!私もパパ連れて飲みにいく」とママが言い出したのでした。
本当に来るとは思ってなかったんですけどね。
なので、メニューも聞かないしカップも上から持つGNZさんに焦りまくった亞猫なのでした。

ネタ晴らし

ママに「緊張させるから絶対いうな」と言われてたので両親ですと紹介してたけど帰ったのでネタ晴らししたらGNZさんが「ひょえ!」って言って驚いてたのが面白かった。
でも周囲のお客さんには亞猫が「パパ」「ママ」って言ってるのもおかしかったけど、みぃこさんが「マスター」「ママ」って声掛けるのでちょっとバレてたらしい・・・まったく・・・
たまにはこんなサプライズもいいよね。