今週の亞猫文化堂ブログは、読めば思わず喉が鳴る(!?)特別なテーマでお届けします。今回ご紹介するのは、ズバリ「お酒」をモチーフにした傑作ボードゲーム6選!シラフでも120%盛り上がれるパーティーゲームから、じっくり腰を据えて挑む本格経営スタイリッシュゲームまで勢揃いです。お酒の席ならではのハラハラ感と、限界を見極めるヒリついた心理戦をたっぷり詰め込んだ魅惑のラインナップをご覧ください!

オトーリバース

宮古島の飲酒風習がテーマ。肝臓の限界を超えてリバースしないよう、度胸とイベントカードを駆使して限界ギリギリを攻めるスリリングなバーストゲームです

人数3~5人
所要時間(目安)30分
対象年齢飲酒は20歳になってから
ゲーム内容限界を超えたら即リバース!?
沖縄・宮古島に伝わる独特の飲酒風習「オトーリ」をモチーフにした、お酒の飲み比べを楽しむバースト系の度胸試しカードゲームです。サークル「アルハラシステムズ」さんによって制作され、2012年末の「Game Jam Okinawa」アナログゲーム部門から誕生しました。プレイ人数は3〜5人、プレイ時間は約15分。対象年齢は「飲酒は20歳になってから」の、大人だからこそ笑って盛り上がれるスリリングな一作です。

己の肝臓を信じて進め!限界ギリギリのチキンレース
ゲームの目的は、肝臓の限界を超えて「リバース(嘔吐)」しないようにお酒を飲み回り、最も多くお酒を飲んで点数を稼ぐことです。 プレイヤーには固有のキャラクター(限界値と弱点のお酒を設定)が配られます。手番では「手札からお酒カードを1枚出して度数を加算する」か、「潰れる前にパスをしてそれまでのカードを獲得(得点化)する」のどちらかを行います。もし度数合計が限界値を1ポイントでも超えると即座に「リバース」となり、そのラウンドの得点はすべて没収されてしまいます。全員がパスかリバースをしたら1ラウンド終了です。

飛び交う「イッキ」と「カンパイ」!一瞬で泥酔するパーティー感
このゲームを激しく盛り上げるのが、強烈な特殊カード(アルハラシステム)によるプレイヤー同士の殴り合いです。安全に逃げ切ろうとする相手に強制的に手札の酒を飲ませる「イッキ」や、全員を一斉に巻き込む「カンパイ」など、場を阿鼻叫喚に陥れるイベントが満載です。ターゲットの「弱点酒」を狙い撃ちしてお酒を押し付け、一撃でリバースさせたときのドラマはパーティーゲームとして最高に盛り上がります。

あと1杯が命取り、引き際を見極める大人のジレンマ
ゲームとしての最大の悩みどころは、まさに「引き際の見極め」です。高得点のためにギリギリまで飲み続けたいけれど、周りがどんなお邪魔カードを隠し持っているかの探り合いが常に発生します。「あと1枚めくったら確実にリバースする、でもここで降りたら勝てない……」というヒリついた緊張感と、1プレイ15分という手軽さが相まって、何度も遊びたくなる中毒性を生み出しています。

実際にお酒を飲まなくても、ハラハラ感だけで酔える傑作
テーマはお酒ですが、もちろん実際にお酒を飲まなくても、ゲーム内の度胸試しとワイワイ感だけで十分に楽しめる作品です。限界ギリギリのチキンレースを制して、最高の「オトーリ名人」を目指してみてください。

シャンパッパーティーナイト(Champagne Party Night)

全員がホストになりきり、リズムに合わせてシャンパンコールを繋ぐバカゲー。噛んでも勢いとキメ顔で押し通せばセーフになる、ノリが命の爆笑カードゲーム。

人数4~5人
所要時間(目安)30分
対象年齢8歳以上
ゲーム内容テンションとノリで押し切れ!
プレイヤー全員がホストになりきって、テンポよくシャンパンコールを繋いでいく爆発的盛り上がりを見せるパーティー系カードゲームです。ジョイアブルさんから発売され、プレイ人数は4〜5人(拡張版で最大8人)、プレイ時間は10〜30分、対象年齢は8歳以上。非常にシンプルながら、遊べば一瞬で部屋が歌舞伎町のクラブと化す、笑いに振り切った最高の「バカゲー」です。

叫んで、煽って、使い切れ!今宵のNo.1ホスト決定戦
ゲームの目的は、配られた20枚の山札と手札を誰よりも早く使い切り、「No.1ホスト」の座を勝ち取ることです。 自分の手番では、手札3枚の中から1〜3枚を選んで場に出し、そこに書かれたホスト風のワード(「アゲアゲ」「プリンセス」「朝まで」など)をリズムに合わせてテンポよく叫びます。複数枚出した場合は、それらを繋げて一つのコールとして一気に叫ばなければなりません。叫び終わったら、周りのプレイヤー全員で間髪入れずに「Foo! Foo!」と合いの手を入れ、出した枚数分を手札に補充して次の人へ回します。

「噛んでもイケメンならセーフ!?」判定はすべてノリ次第
このゲーム最大の魅力は、コールがグダついたときに発生する「審議」のシステムです。リズムが遅れたり、言葉を噛んだり、日本語が崩壊したコールになると審議が入りますが、そこはホストの世界。たとえ噛んでしまっても、圧倒的な「勢い」と「キメ顔」で誤魔化しきれればセーフになります。周りが「ホストとしてアリかナシか」をノリで判定し、完全にアウトなら出したカードが山札の一番下に戻されるペナルティを受けます。

破綻していく日本語と、限界を迎える肺活量
ゲームとしての悩みどころは、手札を早く減らすために「複数枚出し」を狙うと、一気に難易度が跳ね上がる点です。3枚出しをすれば一気に有利になりますが、「ずっきゅん」「アゲアゲ」「朝まで」のように、早口言葉のような謎のロングコールを噛まずにテンポよく叫ぶのは至難の業。さらに、他人のコールへの「Foo! Foo!」という合いの手も全員強制なので、ゲームが進むほどに全員の息が上がり、喉が枯れていくという肉体的なジレンマ(?)も襲いかかります。

拡張版『夏だぜ!』を加えれば、さらにアゲアゲな夜に
亞猫文化堂にはありませんが、さらに夏をテーマにしたアゲアゲなワードが59枚追加される拡張版『シャンパッパーティーナイト〜夏だぜ!〜』も登場しています。実際のお酒がなくても、シラフのままで100%のテンションになれる究極のコミュニケーションゲームです。ルール説明は1分で終わるので、普段ボードゲームを遊ばない方とのアイスブレイクにも間違いなくオススメできる一作となっています。

ドワスレ(Dwarf Slayer)

酒場のドワーフとなり大酒飲み大会に挑むダイスゲーム。他人の行動との被りを避けつつ正気を保ち、豪快にダイスを振って一攫千金と生還を目指す心理戦が熱いです

人数1~4人
所要時間(目安)30分
対象年齢9歳以上
ゲーム内容ダイスを振って、正気を保て!
お酒が大好きなドワーフとなり、洞窟の酒場でコインを賭けて大酒飲み大会を行うダイス&バッティングゲームです。グループSNEゲームコンテスト2017の入選作であり、コザイク/グループSNEさんより発売されています。賑やかなアートワークとは裏腹に、ヒリヒリとした心理戦と豪快なダイス運が絶妙にマッチした傑作です。

「乾杯!」の合図で乱舞するダイスと、思惑が交錯する酒場
ゲームは全4ラウンドにわたり、ダイスとカードを駆使して「誰よりもお酒を飲みつつ、酔いつぶれないこと」を目指します。 ラウンドの最初に、各自袋から引いたダイスを「乾杯!」の合図で一斉に振ります。出目には「酒(ジョッキ)」「気合い」「睡眠」の3つがあり、これが初期状態となります。その後、手札にある1〜7の「ドワーフカード」を全員裏向きで1枚出し、一斉に公開します。カードは数字の小さい順に「ダイスを振り直す」「出目を裏返す」といった強力な効果を発動できますが、他の人と数字が被ると「バッティング」となり、効果が無効化されてしまいます。

生死を分ける生存チェックと、勝者へのご褒美(と手痛いツケ)
全員のカード処理が終わったら運命の判定です。まず、自分の「気合い」の数が「睡眠」の数以上であるかチェックし、もし「睡眠」が1個でも上回っていればその場で酔いつぶれて脱落となります。無事に生還したプレイヤーの中で、最も「酒」の目の数が多い人がそのラウンドの勝者となり、賭け金(ゴールド)を総取りできます。逆に、酔いつぶれてしまったドワーフはペナルティとして、全員分の酒代(賭け金と同額)を銀行に支払わされるという、なんとも世知辛いルールが場を盛り上げます。

被るか、通るか。数字の順番がもたらす強烈なカード効果
このゲームの最大の魅力は、バッティングを恐れながら出す7枚のドワーフカードの読み合いです。 数字が小さいカード(1:バーテンダー、2:常連客など)ほど早く行動でき、出目を確定させたり他人のダイスを強制的に振り直させたりとトリッキーに動けます。中盤の数字(4:給仕娘)は他人の「酒」を奪うなど強烈ですが、それだけに被りやすいのがニクいところ。一方で、最も遅い「7:用心棒」は、バッティングしても効果が消えないため、確実に出目をコントロールしたいときの救世主となります。相手が今、出目を救いたいのか、さらに攻めたいのかを推理する心理戦がたまりません。

膨れ上がるダイスと、破産へ向かうチキンレースの悩みどころ
ラウンドが進むごとに公開される「酒場カード」によって、振るダイスの数と賭け金(ゴールド)がどんどん跳ね上がっていきます。後半になればなるほど「睡眠」の目が出るリスクが高まり、一気に酔いつぶれる可能性が増大します。大量のゴールドを狙って「酒」の目を増やしにいきたいけれど、「気合い」が足りなければ即脱落のツケが回ってくる……。途中で所持金がマイナスになるとその時点でゲームが即終了(破産脱落)してしまうため、攻め時と守り時の見極めに猛烈に頭を悩ませることになります。

実際のダイスをジャラジャラ振る快感と、ドワーフの泥臭さを堪能できる一作
35個もの特殊ダイスが黒い袋から引き出され、卓上にジャラジャラと転がるコンポーネントの豪華さだけでもテンションが上がります。バッティングに一喜一憂し、ダイスの出目に一喜一憂する、まさに酒場のドワーフさながらの豪快で賑やかなひとときを味わえる、ダイスゲームの決定版です。

レッドドラゴン・イン(The Red Dragon Inn)

冒険の打ち上げが本番!酒場でどんちゃん騒ぎをしながら、お酒の押し付け合いやギャンブルを戦い抜き、昏睡と破産を避けて最後の一人を目指す泥仕合ゲーム。

人数2~4人
所要時間(目安)45分
対象年齢13歳以上
ゲーム内容打ち上げこそが本番!酒場での生き残りをかけた泥仕合
ダンジョン攻略を見事に終えたファンタジー世界の冒険者たちが、酒場「レッドドラゴン・イン」に集まり、どんちゃん騒ぎをしながら「最後の一人」になるまで生き残ることを目指す対戦型カードゲームです。アークライト社から完全日本語版が発売されているほか、海外でも多数の拡張版がリリースされている大人気ロングセラーシリーズです。「冒険のその後」をコミカルに描いた、笑いと理不尽に満ちた傑作パーティーゲームです。
迫る昏睡と破産の足音!4つのフェイズで進むハチャメチャな酒盛り
ゲームの目的は、他のプレイヤーを全員脱落させ、最後まで意識と金貨を保ち続けることです。 各自に固有のキャラクターデッキ、金貨10枚、そして「耐久度(初期値20)」と「酩酊度(初期値0)」を管理するマットが配られます。手番では、不要な手札を交換する「補充」、相手への攻撃やギャンブルを仕掛ける「アクション」、他人の前に裏向きでお酒を仕込む「お酒の注文」、そして自分の前にあるお酒をめくって処理する「飲酒」の4つのフェイズを順に行います。ダメージで耐久度が下がるか、お酒で酩酊度が上がり、2つのマーカーが合流するか追い越した瞬間に「気絶脱落」となります。また、ギャンブルやカード効果で金貨が0枚になっても「破産脱落」として宿を追い出されてしまいます。

個性豊かな能力と、飛び交う「割り込み」「お返し」の応酬
このゲーム最大の魅力は、キャラクターごとの非対称なデッキ構築と、手番外でも容赦なく飛び交う足の引っ張り合いです。 初期セットには、お酒に強い脳筋戦士フィオナ、回復が得意な僧侶ディアドラ、ギャンブルでイカサマをする盗賊ゲルキ、魔術師ゾットの4人が用意されており、それぞれ全く異なる戦術が楽しめます。他人の手番であっても、強いお酒を押し付けられた際に「割り込み(Interrupt)」で回避したり、それをさらに「お返し(Negate)」で打ち消してそっくりそのまま相手に押し返したりといった、賑やかで理不尽な泥仕合(Take-that)が卓上で炸裂します。

「ギャンブル始めようぜ!」一攫千金と破産が隣り合わせのミニゲーム
ゲームをさらに熱くするのが、アクションカードから突然発生する特殊ルール「ギャンブル」です。 誰かがギャンブルを仕掛けると通常のゲームが一時停止し、全員が金貨を出し合うミニゲームが始まります。「賭け金をさらに吊り上げる」「イカサマで自分が新しい勝者になる」といったギャンブルカードを時計回りに出し合い、全員がパスするかカードが出せなくなるまで続きます。最後に勝ったプレイヤーがポットの金貨を総取りできるため、一気に形勢を逆転させるロマンがある反面、ここで無理をしすぎて一瞬で破産へ追い込まれるドラマも日常茶飯事です。

脳筋戦士からずる賢い盗賊まで、セリフになりきって遊ぶ楽しさの悩みどころ
カードには「おい、そこのドワーフ!これを一気飲みしろ!」「悪いな、お前の財布からちょっと金貨が落ちたぞ」といったコミカルなフレーバーテキストが満載です。これらをキャラクターになりきってロールプレイしながら遊ぶと面白さは何倍にも跳ね上がりますが、それゆえに「ガチの戦略で勝つべきか、それとも場のノリに合わせて派手に散るべきか」という、贅沢なエンタメ的悩みどころがプレイヤーに付きまといます。

シラフでも冒険者たちのどんちゃん騒ぎを120%体感できる大作
ゲームが進むほどにマットの上のマーカーが近づき、「バーテンダー、次をくれ!」状態で共通デッキから強烈なお酒を引いて自爆するハラハラ感は、お酒を実際に飲んでいなくても本物の酒場にいるような錯覚を覚えるほどです。気心の知れた仲間たちとワイワイ言いながら、理不尽な殴り合いを笑って許せる最高のひとときを提供してくれる一作となっています。

酒魅人

酒蔵の主人となり最高の日本酒を造る本格プロットゲーム。ガチガチの職人心理戦を堪能しつつ、獲得したチップで突飛なオリジナル銘柄が誕生する大喜利も魅力。

人数3~5人
所要時間(目安)60分
対象年齢20歳以上
ゲーム内容名前は大喜利、中身はガチ!極上の1本を醸す心理戦
プレイヤーが酒蔵の主人となり、3年間(3ラウンド)にわたって最高の日本酒を造り上げる本格的な競り・心理戦ボードゲームです。ゲームデザインは由利真珠郎氏。本物の日本酒の化粧箱のような圧倒的なコンポーネントが目を引く、お酒好きにはたまらないこだわりが詰まった一作です。

7つの工程に魂を込めろ!裏の裏を読む同時プロット
ゲームは3ラウンドにわたり、1年に1本、合計3本の日本酒を製造し、最終的な勝利点を競います。 全員「1〜7」の数字が書かれた「注力タイル」を持ち、酒造りの7つの工程(1:酒米 〜 7:名付け)に対して、どこにどれだけ力を注ぐかを決めて裏向きで配置(プロット)します。配置後、第1工程から順番にタイルを表にしていき、数字の大きいプレイヤーから優先的に最高の素材や製法チップを総取り・選択していきます。「大吟醸」や「純米」といった価値の高いチップを組み合わせることで、お酒の「出来栄え点」が跳ね上がっていきます。

性能を追求した結果生まれる、世にも奇妙な「銘柄大喜利」
このゲームの唯一無二の魅力は、ガチガチのシステムと、プレイ後に生まれる大爆笑のギャップです。 第7工程の「名付け」で獲得した文字チップ(「斬蔵」「猫ノ祭」「真王」など)を自分の酒瓶ボードで組み合わせることで、オリジナルの銘柄が完成します。「純米大吟醸」などの超高得点コンボをストイックに突き詰めた結果、突飛で怪しい名前の日本酒が誕生してしまい、ゲーム後に思わずツッコミを入れたくなるような大喜利的な盛り上がりが楽しめます。

ライバルの裏をかくか、それとも正面から「7」で殴り合うか
ゲームとしての最大の悩みどころは、7枚の注力タイルをどこに割り振るかというバッティングのジレンマです。 「あいつはきっと大吟醸を狙って歩合の工程に高い数字を置いてくるはず……」と読んだとき、そこに最強の「7」を投じて正面衝突するのか、あるいはライバルが薄そうな「酒米」や「麹」に「7」を置いて確実に「米×麹の相性(マリアージュ)ボーナス」を回収しにいくのか、というヒリヒリするような心理戦が毎ラウンド発生し、プレイヤーの頭を大いに悩ませます。

出荷して手堅く勝つか、あえて「熟成」させて一発逆転を狙うか
1年の終わりには、完成したお酒の出来栄え点を競う「品評会」が行われ、上位の酒蔵には金賞などの高い勝利点が与えられます。ここでのお酒の扱いがもう一つの戦略ポイントです。完成したお酒をすぐに出荷して手堅く点数を稼ぐか、あえて出荷せず翌年まで「熟成」させてさらに価値を高めるかを選べます。前半に点数の低いお酒しか造れなくても、じっくり寝かせることで3年目の最終品評会で大逆転を狙うロマン戦略も可能です。

箱を開けた瞬間から、芳醇な酒造りの世界に浸れる本格派
見た目のユニークさに反して、中身はプレイヤー同士の思惑が激しく交錯する骨太なプロットゲームに仕上がっています。大量のチップや木製キューブをこねくり回しながら、自分の酒蔵だけの最高の1本(と、おかしな名前)を造り出す楽しさは、シラフであっても時間を忘れて没頭してしまうほどの魅力に満ちています。

ワイナリーの四季(原題:Viticulture)

トスカーナでブドウ栽培からワイン出荷までを擬似体験する本格派経営ゲーム。夏冬の労働者配分や起床時間の選択など、美しい四季の中で大人の戦略が試されます。

人数1~6人
所要時間(目安)90分
対象年齢13歳以上
ゲーム内容美しいトスカーナの四季が織りなす、極上のワイナリー経営
イタリア・トスカーナ地方の美しい自然を舞台に、親から引き継いだ小さなブドウ畑を発展させ、世界に名だたる最高のワイナリーへと成長させるワーカープレイスメント(労働者配置)型の本格派戦略ボードゲームです。ブドウの苗木の植え付け、収穫、醸造、熟成、そして顧客からの注文に応じたワインの出荷まで、ワイン造りの全プロセスを擬似体験できる大人気ボードゲームです。

早起きして苗を植え、冬に醸して出荷せよ!名声を競う1年のサイクル
ゲームの目的は、ワインを造って注文をこなし、誰よりも早く20勝利点(名声)以上を獲得することです。 1年(1ラウンド)は「春・夏・秋・冬」の四季に分かれて進行します。まず【春】に「起床時間」を決め、その年の行動順を決定します。【夏】には畑を開墾してブドウを植えたり、設備を建築します。【秋】に強力な効果を持つ「訪問者カード」を迎え入れ、そして【冬】にブドウの収穫、ワインへの醸造、そして注文カードに応じたワインの出荷を行い、最大の得点源である勝利点を稼ぎます。年末にはセラーのワインやブドウが自動的に「熟成」して価値が1上がり、ワーカーを回収して次の年へと向かいます。

夏に捧げるか、冬に残すか。労働者たちのタイムマネジメント
このゲームの最大の魅力であり、最も美しいシステムが「限られたワーカーのマネジメント」です。 プレイヤーが持つワーカーの数は夏と冬で共通(引き継ぎ)となっています。夏のアクションスペース(黄色)でワーカーを使いすぎてしまうと、どれだけ畑に立派なブドウが実っていても、冬のアクションスペース(青色)で行うべき「収穫」「醸造」「出荷」が何もできなくなってしまいます。1年全体の計画をあらかじめ見据え、どこに何人の労働者を送り出すかをコントロールする経営手腕が試されます。

早く動いてスペースを奪うか、遅く起きてボーナスを貪るか
ゲームとしての大きな悩みどころは、【春】の起床時間の決定と、【親方ワーカー】の使いどころにあります。 行動順を1番上(早起き)にすれば、夏や冬のアクションスペースを確実に先取できますが、下の数字(遅寝)を選ぶほど、もらえるボーナス(お金やカード、勝利点など)が豪華になります。他人にスペースを埋められても、各プレイヤーが1人だけ持つ「親方ワーカー」を使えば、スペースを無視して割り込むことができますが、これは1年に1回きりの特権。「絶対に譲れないアクション」のために親方をいつ投入するか、毎ラウンド激しいジレンマに頭を悩ませることになります。

ワインを作らずとも道は開ける!?訪問者がもたらす無限の戦略
基本は地道にブドウを育ててワインを出荷しますが、実は「ワインの生産を最小限に抑えて勝つ」という一風変わった多様なルートも存在します。 秋などに獲得できる「夏の訪問者(黄色)」や「冬の訪問者(青色)」のカードはどれも強力で、これらを引き当ててコンボを組み合わせることで、ワインを大量出荷せずとも名声をもぎ取っていくトリッキーな勝ち筋が開けます。ゲーム開始時に引く「パパカード」「ママカード」によって全員の初期資源が変わることも手伝い、遊ぶたびに全く異なるゲーム展開を楽しめるのが戦略家たちを虜にする理由です。

熟成していくワインを眺める悦びと、最高の経営実感を味わえる本格派
最初は何もなかった農地が、ゲームが進むにつれてトレリス(格子)が立ち、灌漑設備が整い、セラーの中に赤・白・ロゼ・スパークリングといった色とりどりのワインが眠っていくコンポーネントの美しさは格別です。じっくり腰を据えて重厚なボードゲームの醍醐味を味わいたい方に、自信を持っておすすめできる至高の経営スタイリッシュゲームとなっています。

今週の「お酒縛り」の特集はいかがでしたか?ワイワイ騒げるチキンレースから、職人魂が燃える戦略ゲームまで、お酒がもたらす極上のジレンマが詰まった作品ばかりです。もちろん、実際にお酒を飲まなくてもハラハラドキドキの心理戦だけで朝まで喉が枯れるほど楽しめますよ!今夜も亞猫文化堂で、お気に入りの1本(ゲーム)を見つけて、最高の時間を一緒に過ごしましょう。みなさまのご来店を心よりお待ちしています!