「いつも同じ遊びで飽きていませんか? 運だけで決まるゲームに物足りなさを感じていませんか?」
前回はド基本的なトリックテイキングをご紹介しましたが今回は亞猫らしく同じジャンルでも「クセのつよい」「あなたの知的好奇心を解決する」ゲームを紹介していきたいと思います。前回もお話ししましたがトリテの前提として「小さな勝負(トリック)を繰り返し勝利条件を目指す」ものとしています。たまにマストフォロー以外トリテじゃないとかいう人もいるのでその辺はご了承ください
TATSU-龍‐
【神龍対決の心理戦】手札公開&指示出しがカギ!戦略的トリックテイキングゲーム


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 30分 |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| ゲーム内容 | トリックテイキングに「心理戦」と「チームワーク」を持ち込む革新作 今回ご紹介するのは、古くから愛されるカードゲームのジャンル「トリックテイキング」に、ユニークな戦略要素と心理戦を組み込んだ対戦ゲームです。プレイヤーは「赤龍」と「黄龍」の2種類の神龍の勢力に分かれ、得点を競い合います。 特に4人プレイでは、向かい合う2人組でのチーム戦となり、「手札を公開して持つ」という斬新なルールと、「他プレイヤーに指示してプレイさせる」アクションが、このゲームを単なるカードの出し合いではない、奥深い駆け引きへと昇華させています。 基本ルール:カードとチーム構成 1. 2種類の神龍とカード構成 カードは「赤龍」と「黄龍」の2種類に分かれており、裏面の色でどちらの勢力のカードか判別可能です。 戦力カード(2~6): 各色1枚ずつあり、トリックの勝敗を決める戦力2~6と高いですが得点は全て1点です。 戦力1カード: 戦力値は低いですが、得点となる「3点〜7点」が書かれたカードが各色5種類(計10枚)あります。 倍数カード(×1, ×2, ×3): 各色1枚ずつ存在する、得点計算に不可欠な特殊カードです。 融合カード: 各色1枚ずつ。プレイされると勝負が次のトリックに持ち越される特殊カードです。 2. チーム戦(4人プレイ) 4人プレイでは、2人ずつチームを組み、テーブルを挟んで向かい合って座ります。全28枚のカードを均等に7枚ずつ配り、ゲームを開始します。 ゲームの核心:手札公開と2つのアクション このゲームを特徴づけるのが、「手札の持ち方」と「手番のアクション」です。 1. 情報戦の土台:公開される手札 配られた手札は、裏面が他のプレイヤーに見えるよう公開して持ちます。これにより、相手がどの勢力のカードを持っているかを把握した上でプレイすることになります。 2. 手番の選択:プレイ or 指示出し プレイヤーは自分の手番で、以下の2つのアクションから1つを選びます。 ① 自分の手札からプレイする: 自分の勢力側のカードを1枚選び、自分の前に公開して出します。 ② 他のプレイヤーに指示してプレイさせる: 任意の他のプレイヤー(チームメイトでも相手でも可)を1人選び、自分の代わりに自分の勢力側のカードをプレイするように指示します。 このアクションは、「手札から自分の勢力のカードを減らしたい」「相手の強いカードを削りたい」など、高度な心理戦の道具となります。 トリックの勝敗:戦力値と特殊カードの駆け引き 全員がカードを出し終えると1つのトリックが完了し、勝者がその場のカードをすべて獲得します。 勝者判定: 自分の前に最も戦力値が高いカードを置いているプレイヤーが勝者となります。戦力値が同じ場合は、その中で手番順が最も早かったプレイヤーが勝利します。 融合カード(キャリーオーバー): 融合カードがプレイされると、そのトリックでは勝負が決まらず、次のトリックに勝負が持ち越されます。次のトリックの勝者が、それまでのすべてのカードを獲得することになるため、大きな得点源を巡るスリリングな展開が生まれます。 倍数カードの注意点: 倍数カードは戦力値が0のため、通常は勝者になれません。ただし、全員が倍数カードしか出さなかった場合は、最初にプレイしたプレイヤーが勝者となります。 得点計算:倍数カードが命運を分ける 全プレイヤーの手札がなくなると1ラウンドが終了し、得点計算に入ります。 得点源の合計: そのラウンドで獲得したカードに書かれた得点(自分勢力と相手勢力の両方)を合計します。 倍数の適用: 合計された得点に、自分が獲得した「自分の勢力側」の倍数カードの値を足したものを「倍数値」として掛け合わせます。 重要: 自分の勢力側の倍数カードを1枚も持っていないプレイヤーの得点は0点となります。 最終的にどちらかの陣営が500点に到達した時点でゲームが終了し、得点の多い勢力が勝利となります。 『龍‐TATSU-』の決定的な魅力 1. 究極の心理戦「指示出し」 最も楽しい要素は、「他のプレイヤーに指示してプレイさせる」アクションです。相手の公開された手札から強いカードを予測し、その勢力のカードを無理やり使わせるなど、チームメイトだけでなく敵チームの行動までコントロールしようとする高度な心理戦が楽しめます。 2. 得点戦略の奥深さ 単に強いカードを集めるだけでなく、得点化に必須の「倍数カード」をいかに集めるかが重要です。相手に高得点カードを取らせても、倍数カードを奪えば得点を封じられるという、トリッキーな戦略も可能です。 3. チーム戦の醍醐味 無言のやり取りの中で、チームメイトと連携し、相手の戦略を読み解く緊張感と、勝利した時の達成感は格別です。 戦略性、駆け引き、そしてチームワークが凝縮されたこのトリックテイキングゲームは、ボードゲームの中級者から上級者はもちろん、対戦ゲームを好む全ての方におすすめの傑作です。 |
ムーチョマッチョ
【力こそ正義!】最強の一撃で賞金を掴め!競り×トリックテイキングゲームの魅力


| 人数 | 2~8人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 10分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| ゲーム内容 | 古き良き遊園地の興奮をテーブルに 遊園地の定番アトラクション、自分の力を試すハイストライカー(力試しゲーム)をテーマにした、ユニークなカードゲームです。プレイヤーはこのゲームの熱心な愛好家となり、手札を駆使して「最高の叩き(ヒット)」を生み出し、豪華な賞品チケットの獲得を目指します。 単なる運ではなく、カードの出し方と「力の調整」に戦略が詰まったこのゲームのルールと、他のゲームにはない駆け引きの面白さをご紹介します。 『ハイストライカー』の基本構造と勝利条件 1. コンポーネント ハンマーカード/賞品チケットカード(0~9): 各プレイヤーは1セットを受け取ります。カードには、叩く力を示す数字と、賞品チケットの価値が書かれています。 プレイスホルダーカード: 獲得した得点カードを置くための土台カードです。 ラウンドオーダーカード(#1, #2, …): ラウンドの勝者に順位をつけるためのカードです。 2. 目的と勝利条件 ゲームは全9ラウンドで構成され、この間にカードを使って賞品を獲得します。 勝利条件: 9ラウンド終了後、獲得した賞品チケットの合計得点が最も高いプレイヤーが勝者となります。 同点の場合: 獲得した「0のカード」を多く持つ方が勝者となります。 ゲームの流れ:力比べと賞品獲得の駆け引き 各ラウンドは、以下の3つのフェーズで進行します。 フェーズ1:ハンマーを振り落とす(ヒット力の決定) カードを出す: 全プレイヤーは手札から2枚のカードを選び、裏向きで出します。 公開とヒット力の計算: 全員が揃ったら同時に公開します。出された2枚のカードが、レバーを叩く「ヒット力」を表します。 ルール: 常に大きい数字が十の位、低い数字が一の位となります。 例:9と4を出した場合、ヒット力は「94」。0と5を出した場合、ヒット力は「50」となります。 決定されるヒット力は、最低「00」から最高「99」までです。 フェーズ2:ラウンドオーナーの決定(順位決定) 比較: 各プレイヤーのヒット力を比較し、数字が最も高いプレイヤーがラウンドオーナー#1となります。 順位付け: 2位は#2、3位は#3と順位付けされます。 同数処理: ヒット力が同数だった場合、該当する順位のラウンドオーダーカードのみをシャッフルし、対象者に配って順位を決定します。 フェーズ3:賞品チケットを取る 獲得権: ラウンドオーナー#1のプレイヤーから順に、このラウンドで公開された全てのハンマーカード(計8枚)の中から2枚を選んで獲得します。 賞品価値: ハンマーカードには「0~4」までの賞品チケットの数値が書かれていますが、ハンマーの数字が高いカードほど、賞品の価値は低くなっている(例:9のカードの賞品は0点)のが特徴です。 振り分け: 獲得した2枚のカードは、以下のように振り分けます。 賞品チケットの数値が高い方: 手札に戻します。(次のラウンドで叩くための力として温存) 賞品チケットの数値が低い方: プレイスホルダーカードの下に得点として入れます。 テーブルに残ったハンマーカードが全て取られたら、ラウンドオーダーカードが中央に戻され、新しいラウンドが始まります。 『ムーチョマッチョ』が特別な理由:戦略的な「力の調整」 このゲームの楽しさは、「最高のヒット」と「最高の賞品」が両立しないジレンマにあります。 ジレンマの発生: ラウンドオーナー#1になるには、高い数字(9など)を叩く力に使わなければなりませんが、その高い数字のカードは賞品チケットの点数が低い(0点など)傾向にあります。 戦略的な調整: プレイヤーは、「1位を取って好きなカードを選ぶ」のか、「あえて2位や3位になり、賞品価値の高いカード(低い数字のハンマーカード)が残るのを狙う」のか、ラウンドごとに戦略的な調整を迫られます。 手札管理: 9ラウンドで使うカードは全て配られており、1ラウンドごとに手札は2枚ずつ減っていきます。この限られたリソースの中で、どの数字をいつ、どの程度の力で使うかという長期的な計画も重要となります。 遊園地の熱狂と、カードゲームの奥深い戦略が見事に融合した、爽快感のある競りゲームです。 |
フィクサー
賢い駆け引きで国家を操れ!頭脳派カードゲームが新しい大人の趣味に最適


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 15分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | 簡単なルールからは想像もできないほど奥深い戦略を楽しめるカードゲーム**『フィクサー』をご紹介します。 プレイヤーは国家の運命を左右する「フィクサー(裏工作人)」となり、権力、メディア、金、民衆という4つの勢力カードを操り、最も大きな影響力を築き上げます。 なぜ『フィクサー』が、普段ボードゲームをしない層にも「新しい大人の遊び」として注目されているのか?その独自性と、他にはない楽しさの核心に迫ります。 ゲームの概要:4つの勢力を操る1対1の頭脳戦 『フィクサー』は、向かい合うプレイヤー同士で1対1の勝負を繰り返し、勝利した際に得られるカードの数字や、特別な勝利ボーナス(戦況コマ)の合計点で競うカードゲームです。 勝負の行方を決める2つの要素 使用するカードは「権力(緑)」「メディア(青)」「金(黄)」「民衆(赤)」の4色で構成されています。勝敗は以下の2つのパターンで決まります。 数字の大きさ: 同じ色のカードを出し合った場合は、数字(強さ/得点)が大きい方が勝利します。 4すくみの相性: 異なる色のカードの場合、相性(有利/不利)が勝敗を決定します。 この相性は「権力⇒金⇒メディア⇒民衆⇒権力」という4すくみの構造になっており、数字の大小に関係なく、有利なカードを出した側が勝利します。これをクリティカル勝利と呼び、ゲームを優位に進める鍵となります。 他のゲームにはない『フィクサー』の最も熱いポイント このゲームが単なる「強いカードを出すゲーム」で終わらない理由は、「敗者の特権」という、極めてユニークなシステムにあります。 1. 「あえて負ける」ことで手札を鍛える狡猾さ 通常のゲームでは負けは損失ですが、『フィクサー』では違います。 勝負に勝利したプレイヤーは、相手のカードとボーナスを獲得します。しかし、勝負に敗北したプレイヤーは、相手のカードを奪い取り、それを手札に戻して戦力補強するか、裏向きで捨て札にするかを選べるのです。 これはつまり、目の前の小さな敗北を許容し、次の大きな勝負に向けて最も強力なカードを意図的に集める戦略が可能であることを意味します。 「ここはわざと弱いカードを出して、相手の『権力9』を手札に引き戻し、次のクリティカルチャンスに備えよう」――先を見通す計画性と、相手を出し抜く心理戦が、このゲームの真骨頂です。 2. 影響力の拡大:クリティカル勝利が支配者への道 相性で勝つクリティカル勝利は、ノーマル勝利よりも大きな見返りがあります。 勝利で得られる戦況コマは、裏向きで獲得するよりも表向き(ボーナス点:1個4点)で獲得する方が、最終的な得点計算で圧倒的に有利になります。 相手の手札や場を読み、ここぞという場面で相性の優位を突きつける「会心の一撃」を決めた瞬間こそ、フィクサーの醍醐味です。数字の強さだけでなく、「相性」という要素が戦況を一変させる緊張感がたまりません。 『フィクサー』はこんな大人におすすめ! シンプルなルールでありながら、「勝敗の裏側まで利用する」という独創的な仕組みにより、これまでにない深い駆け引きを実現しました。 ・短時間で本気の戦略対決を楽しみたい方 ・「読み合い」や「ブラフ」といった心理戦が好きな方 ・普通のカードゲームに飽きてしまった方 たった30分で、国家の影を操るフィクサーの快感を体験できます。ぜひ新しい大人の集まりの定番として取り入れてみてください。 |
シュティッヒルン
【大人の心理戦】勝つのに負ける!?「失点色」を回避する頭脳派カードゲームが中毒性抜群!


| 人数 | 3~6人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 40分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームは「あえて勝たない勇気」と「相手に毒を盛る狡猾さ」が試される、新感覚のカードゲームです。一般的なゲームは「高い数字を出して勝つ」のが定石ですが、このゲームは一筋縄ではいきません。なぜなら「勝った結果、大減点になる」という恐ろしい罠が潜んでいるからです。 今回は、初心者でもすぐに楽しめる、このゲームの魅力とスリリングなルールを徹底解説します! ゲームの準備:自分の「弱点」を自分で決める!? このゲームは3〜6人で遊べますが、今回は最もバランスが良い4人プレイを例にご紹介します。 1. 「失点色」の宣言 まず、配られた15枚の手札から「この色のカードを自分が取るとマイナス点になる」という失点色(しってんしょく)を1枚選び、全員に公開します。 失点色に選んだカード: その数字がそのままマイナス点になります(例:緑の「9」を取ると -9点)。 それ以外の色のカード: 数字に関係なく、1枚につき +1点。 つまり、「自分の弱点(色)は避けつつ、他の色のカードをたくさん集める」ことが勝利への近道です。 ルールは簡単:でも「勝ち方」が超ユニーク! ゲームは、1人ずつ手札からカードを出していく「トリック」と呼ばれる勝負を繰り返します。ここでのルールが、このゲームを最高に面白くさせています。 カードを出すルール リーダーが最初に出したカードの色が「基準」になりますが、他の人はどんな色のカードを出してもOK! 出し方の自由度が非常に高いのが特徴です。 トリックの勝敗(ここが重要!) 全員が同じ色を出した場合: 一番大きい数字を出した人が勝ち。 違う色が出た場合: リーダーが出した色「以外」の中で、一番大きい数字を出した人が勝ち! ここがポイント! 相手に大きなマイナスカードを取らせるために、あえてリーダーと違う色を出して「勝ちを譲る」……なんて高度な心理戦が、初心者でも自然に発生します。 ここが「他と違う」!面白さの3大ポイント ① 「勝つのにビクビクする」新感覚の恐怖 「よっしゃ、勝った!」と思った瞬間、中に自分の失点色が混ざっていたら……。 数字が大きいカード(ランク11など)は本来強いはずですが、このゲームでは「特大の毒」に変わる可能性があります。勝つべきか、負けるべきか。1枚出すたびに手が震えるような緊張感が味わえます。 ② ランク「0」の最強の使い道 数字の「0」は絶対に勝てません。しかし、だからこそ「絶対に勝ちたくない場面」で最高の守り札になります。手札に0がある時の安心感と、それをいつ切るかの駆け引きがたまりません。 ③ 相手をハメる「狡猾なプレイ」が楽しい! 相手の失点色が「赤」だと分かっているなら、自分が勝つタイミングで「赤の11」を混ぜて、相手に押し付ける……なんて悪役のようなプレイも可能! 「ごめんね!」と言いながら毒を盛る、そんな会話もこのゲームの醍醐味です。 まとめ:こんな人にこのゲームはおすすめ! このゲームは、ルールを覚えるのはたったの5分。でも、遊び終わった後には「あの時、あっちの色を出しておけば!」と、すぐにまた遊びたくなる不思議な魅力があります。 相手の裏をかく心理戦を楽しみたい方 笑いと悲鳴が入り混じる、賑やかな時間を過ごしたい方 一瞬の判断が天国と地獄を分けるこのゲーム。あなたも冷徹な視点で、勝利を掴み取ってみませんか? 「シュティッヒルン」の言葉に隠された2つの意味 この言葉はドイツ語なのですが、実は「カードゲームの用語」と「日常会話での皮肉」という、2つの意味を掛け合わせた非常にウィットに富んだタイトルなんです。 1. カードゲームとしての意味:『トリック(勝負)を繰り返す』 ドイツ語で、カードゲームの1回1回の勝負(1枚ずつ出し合って勝者を決めること)を「Stich(シュティッヒ)」と呼びます。 英語でいうところの「Trick(トリック)」にあたります。『シュティッヒルン』は、この「勝負を何度も行う」というニュアンスが含まれています。 2. 日常会話としての意味:『チクチク刺す』『嫌みを言う』 実は、こちらがこのゲームの本質を表しています。動詞としての「sticheln」には、以下のような意味があります。 「針でチクチク刺す」 「嫌みを言う」「皮肉で相手をからかう」 「人を突っつく」 なぜこのタイトルが「神ネーミング」なのか? 先ほどご紹介したルールを思い出してみてください。 相手の「失点色」がわかっている状態で、そこに高い数字のカードを「どうぞ(ニヤリ)」と投げ入れる……。このプレイそのものが、まさに相手を「チクチク刺す(嫌がらせをする)」行為そのものですよね。 ゲームの仕組み(勝負=シュティッヒを繰り返す) ゲームのプレイ感(相手をチクチク攻撃して、嫌な思いをさせる) この2つを完璧に表現しているのが、『シュティッヒルン』というタイトルなのです。 まさに、「ルールはシンプル、でも中身はトゲだらけ」というこのゲームの性格を、ウソ偽りなく一言で表した素晴らしいネーミングだと言えます。 |
トリックマイスター
ルールを自分で作る!?常識を覆す進化系カードゲームが「一生遊べる」理由


| 人数 | 3~5人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 45分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | 「どのゲームを遊んでも、結局ルールに縛られている気がする……」 そんな風に感じたことはありませんか? 今回ご紹介する『トリックマイスター』は、そんな常識を根底から覆す画期的なカードゲームです。なんと、「そのラウンドのルールをプレイヤー自身が選んで決定する」という、驚きのシステムを搭載しています。 なぜこのゲームが、初心者からベテランまでを虜にするのか?その魅力を徹底解説します。 概要:あなたも「ゲームデザイナー」になれる場所 『トリックマイスター』は、4種類のスート(硬貨・鳥居・扇・鯉)のカードを使い、誰が一番強いかを競う「トリックテイキング」ゲームです。 最大の特徴は、手札と一緒に配られる「ルールカード」。これをプレイヤー全員が出し合い、その場で「今回の法律」を制定します。 ゲームの流れ:たった5つのステップで世界が変わる ゲームは、以下のステップで進みます。専門用語を使わず、分かりやすく説明します。 ルールを選ぶ(ここが最重要!) 全員が自分の手元のルールカードから1枚を選びます。誰が出したか分からないように混ぜた後、公開! ルール確定 「この色は最強(切り札)」「このカードを取ったらマイナス点」など、出されたカードによってそのラウンドの戦い方が一変します。 勝負開始(トリック) 決まったルールに従い、手札を1枚ずつ出していきます。基本は「最初に出された色と同じ色を出す」というシンプルなルールです。 得点計算 獲得したトリック数や、追加された得点ルールに基づいて計算します。 次のディーラーへ これを人数分のラウンド繰り返し、最終的な合計点を競います。 他のゲームと一線を画す「楽しさ」の核心 1. 「自分の手札に合わせて世界を作り変える」快感 もしあなたの手札が「青いカードばかり」で弱そうなら……。「青を最強(切り札)にする」というルールカードを出せばいいのです! 「配られたカードに嘆くのではなく、カードに合わせてルールを捻じ曲げる」。この軍師のようなプレイができるのが、本作最大の醍醐味です。 2. 予想外の「ルールの化学反応」に悲鳴が上がる! 4人がそれぞれルールを出すため、時に予想外のコンボが発生します。 「特定の数字が最強」というルールと「その数字を取ると大減点」というルールが同時に発動することも。「最強のはずが最悪の毒カードに変わる」といったドラマチックな展開が毎ラウンド起こり、笑いと悲鳴が絶えません。 3. 一度として同じ展開にならない「究極の再プレイ性」 ルールカードは60枚もあり、その組み合わせは無限大です。 「基本の出し方」すら変わる可能性があるため、遊ぶたびに全く新しいゲームをプレイしているような新鮮さを味わえます。 まとめ:こんな人に「トリックマイスター」はおすすめ! 『トリックマイスター』は、単なるカードゲームの枠を超えた「ルールを操る知略ゲーム」です。 状況に合わせて戦略を立てるのが好きな方 友達と「えーっ!そんなルールになるの!?」と盛り上がりたい方 初心者の方でも、ルールカードに書かれた指示に従うだけなので意外とスムーズに遊べます。ぜひ、自分たちの手で「最高のゲーム体験」を作り上げてみてください! |
ヴァス・シュティッヒ
運に頼らない、究極の戦略。自分で「手札」と「勝利条件」を決める極上カードゲーム


| 人数 | 3~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 60分 |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| ゲーム内容 | 「配られた手札が悪くて負けた……」そんな言い訳は、このゲームでは一切通用しません。 『ヴァス・シュティッヒ』は、ボードゲーム大国ドイツが生んだ、知的興奮の極致とも言えるカードゲームです。 なんとこのゲーム、「自分の手札を自分で選び」、さらに「今回の自分の勝ち方(課題)」までも自分で宣言するのです。 なぜ世界中のファンが「一生遊べる名作」と呼ぶのか?その驚きのシステムと、魅力に迫ります。 ゲームの概要:自ら運命を切り拓く「4つのフェイズ」 プレイヤーは、全36枚のカードから自分に最適な手札を揃え、各自が掲げた「課題(ミッション)」の達成を目指します。 ここが他と違う!3つの革命的システム ① 1枚ずつ「手札を選び取る」カード選択 多くのゲームはカードをランダムに配りますが、本作は違います。場に並べられたカードから、1枚ずつドラフト(選択)して自分の手札を作ります。 「あの色が欲しい」「でもあっちの数字も捨てがたい……」。手札を構築する時点ですでに、勝負は始まっているのです。 ② 「何が切り札か?」を当てる高度な推理戦 このゲームで最もスリリングなのが、ディーラー(配り手)だけが「今回の切り札」を最初に知っているという点です。 ディーラーは、プレイヤーがカードを1枚選ぶたびに「今の勝負なら、誰が勝つか」というヒントを告げます。 他のプレイヤーはそのヒントを頼りに、「黄色が強いのか?」「いや、数字の5が最強なのか?」と正解のルールを推理しながら、自分の手札を揃えていかなければなりません。 ③ 自分で決める「自分だけの勝利条件」 手札が揃ったら、手元の「課題チップ」から今回挑戦する目標を1枚選びます。 「1回も勝たない(トリックを取らない)」 「特定の色のカードを1枚も取らない」 「ちょうど3回だけ勝つ」 「最後の最後に勝って終わる」 たくさん勝てばいいわけではありません。「自分の手札で、どの目標なら達成できるか」を見極める冷静な判断力が試されます。 プレイした瞬間にしびれる「楽しさ」の核心 「ディーラーとの知恵比べ」が熱い! ディーラーは自分では課題を選べませんが、他のプレイヤーの課題を横取りする形で得点できます。 「あのプレイヤーは『一度も勝たない』を狙っているな。なら、無理やり勝たせて邪魔してやろう……」 そんなディーラーvsプレイヤーの激しい攻防が、毎ラウンド展開されます。 ヒントから真実を導き出す快感 断片的なヒントから「わかった、今回の切り札は赤だ!」と確信し、それに合わせた最強の手札を組み上げた時の快感は、他のゲームでは味わえません。 まとめ:こんな人に「ヴァス・シュティッヒ」はおすすめ! 『ヴァス・シュティッヒ』は、単なる遊びを超えた「最高級の知的エンターテインメント」です。 運任せのゲームに飽き、自分の実力で勝ちたい方 ミステリーやパズルのように、ヒントから答えを導き出すのが好きな方 たっぷり時間をかけて、深い戦略を味わいたい方 一度プレイすれば、「何が勝つの?(Was Sticht?)」というタイトルの本当の意味、そして「自分で運命をコントロールする楽しさ」の虜になるはずです。 |
今回のトリックテイキング特集、いかがだったでしょうか?
一見すると難しそうなゲームばかりですが、ややこしい部分はあえて省き、その「本質的な面白さ」が伝わるようにまとめてみました。少しでも「遊んでみたい!」というワクワクが届いていれば嬉しいです。
紹介したゲームはすべて手のひらサイズの小箱ですが、中身の濃さはどれも一級品。遊ぶたびに「うわあ、そう来るか!」と唸らされる、やりがいのある名作ばかりです。もしどこかで見かけたら、迷わず手に取ってみてください。
そして!これらのゲームはすべて、福岡のボードゲームカフェ「亞猫文化堂(あにゃんぶんかどう)」で実際に遊ぶことができます。「ルールを覚えるのが不安…」という方もご安心ください。私たちが丁寧にお教えします!
「この記事を読んで遊んでみたくなった!」「次はこんなゲームを特集してほしい!」といった感想やリクエストも、ぜひコメント欄でお待ちしています。
それでは、次回の更新もお楽しみに!亞猫文化堂でお会いしましょう!