「あにゃん」が子供の頃に感じた、あの協力ゲームならではのワクワク感……すごく分かります。画面越しではなく、隣にいる仲間の表情を見ながら「次はこうしよう!」と作戦を練る時間は、ボードゲームでしか味わえない特別な体験ですよね。
失敗しても「あちゃー!」と笑い合えるし、ギリギリで勝利を掴んだ時のハイタッチは最高です。まさに、難しい理屈抜きで「チームの絆」が深まる瞬間だと思います。
それでは今回も、亞猫文化堂で実際に遊べる、絆が深まる(あるいは試される!?)「協力ゲーム」6選をご紹介していきます。
最高の達成感を分かち合う!協力ボードゲーム特集
一人で勝つ喜びもいいけれど、全員で一つの目標に立ち向かう協力ゲームには、また別格の楽しさがあります。状況を報告し合い、お互いの能力を最大限に活かす……そんな「あにゃん」おすすめのラインナップです。
お化け屋敷の宝石ハンター
迫りくる恐怖を食い止めろ!


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 40分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームの目的は、オバケが徘徊する不気味な洋館から8つの宝石をすべて運び出すこと。ですが、宝石を運ぶことに夢中になっていると、気づけば屋敷中がオバケだらけ……なんてことになりかねません。 ■ 基本ルール:宝石回収と除霊の絶妙なバランス プレイヤーはハンターとなり、入り口から屋敷へと足を踏み入れます。 運命のダイスロール: ダイスを振って出た目の分だけ移動しますが、同時にオバケも増殖します。ダイスに描かれたオバケの目が出るたびにカードを引き、指定された部屋に新たなオバケが一体追加されてしまいます。 悪霊への進化: 同じ部屋にオバケが3体溜まると、それらが合体して強力な「悪霊」へと進化します。この悪霊が屋敷に6体出現してしまったら、その時点でハンターたちの敗北です。 力を合わせて除霊: オバケを退治するには、その部屋に行って黒いダイスを振ります。オバケ1体なら一人で戦えますが、強敵である「悪霊」を倒すには、同じ部屋に2人のプレイヤーが揃ってダイスを振らなければなりません。 一人で宝石を運ぶのか、それとも仲間の除霊を助けに行くのか。常に「今、何が優先か」を話し合う必要があります。 ■ ここが「協力」の醍醐味! このゲームの面白いところは、宝石を持っていないと足取りが軽いのに対し、宝石を持つと途端に移動が制限されたり、仲間との距離が開いてしまったりする点です。 「ここのオバケは僕が抑えるから、その隙に宝石を運んで!」 「悪霊が生まれそうだから、あっちの部屋で合流しよう!」 そんな風に、リアルタイムで変わる状況に対して作戦を立て、実行する。まさにチームビルディングの基本が詰まっています。 ここが推しポイント! 見た目に反した手強さ 絵柄はフレンドリーですが、難易度のバランスが絶妙です。宝石をあと少しで運び出せるという時に限って、別の部屋で悪霊が次々と誕生する絶望感……。それを乗り越えて勝利した時のハイタッチは最高です。 「二人で一つ」の悪霊退治 悪霊を倒すために二人が同じ部屋に集まる瞬間、まさに「協力している感」が最大になります。ダイスを振る瞬間の緊張感は、一人の時とは比べものになりません。 短時間で濃密なコミュニケーション ルールはシンプルなのでお子様から楽しめますが、大人が本気で挑んでも十分に手応えがあります。 宝石を運ぶルートと、オバケが増えやすい場所を常に意識しておくのがコツ。欲張りすぎず、時には宝石を置いてでも除霊に専念する決断が、チームを救うことになります。 |
新・成敗
闇夜に紛れ、悪を討つ一撃を放て!


| 人数 | 3~8人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 60分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | プレイヤーは必殺仕事人の一人となり、町を脅かす悪党たちを成敗するのが目的です。全員がそれぞれの担当をきっちり仕留めなければならない、まさに「一蓮托生」の協力ゲームです。 ■ 基本ルール:限られた「時間」で情報を集め、牙を研げ 各悪党は、その強さを示すステータスカードを複数枚持っています。仕事人たちは、手札のカードを駆使して準備を整えます。 情報の調査と自己強化: 手札を使って、悪党がどれほど強いのかを調べたり、自分や仲間の攻撃力を上げたりします。ただし、カードを使うたびに「時間」というコストを消費します。 迫りくるタイムリミット: 全員の持ち時間がなくなると、準備期間は終了。強制的に討伐(決戦)ターンに突入します。効率よく時間を使わないと、十分な準備ができないまま戦う羽目になります。 語りすぎぬ美学: 悪党のカードの中身を見ることができても、仲間に具体的な数字や情報を教えることはできません。「こいつは手ごわいぞ」とか「ここは私に任せてくれ」といった、曖昧ながらも重要なニュアンスで連携を図ります。 討伐開始: 最後に自分の担当する悪党を決め、カードを一斉にオープン! 自分のステータスが悪党の数値を上回っていれば成敗成功。全員が成功すれば、仕事完遂です。 ■ ここが「協力」の醍醐味! 悪党のカードの中には、こちらを強化してくれるものもあれば、逆に相手を強くしてしまう「罠」も潜んでいます。 「僕が調べた限り、あっちの悪党はかなり手強い。誰か強化カードを回してくれないか?」 「私の時間はもう残り少ない。この調査結果を信じて、君がトドメを刺してくれ!」 そんな風に、限られたリソースを誰に割り振るか、誰がどの敵を担当するかを話し合う時間は、まさに作戦会議そのもの。チームビルディングの面白さがギュッと詰まっています。 ここが推しポイント! 仕事人になりきる没入感 テーマがしっかりしているので、自然と会話も仕事人風に。「仕掛けて仕留める」という一連の流れが、カードゲームで見事に再現されています。 情報の「寸止め」が生むスリル すべてを教えられないからこそ、仲間の言葉を信じるしかありません。オープンする瞬間の「頼む、勝ってくれ……!」という祈るような気持ちは、このゲームならでは。 全員勝利の達成感 一人でも失敗すれば敗北という厳しいルールだからこそ、全員で成敗を完了させた時の「お見事!」という空気感は最高に爽快です。 ひとことアドバイス 自分の強さばかり求めても、仲間が負ければチームの負け。全体を見渡して、誰を助けるべきかを見極める「プロの目」が勝利への近道です。 |
カフーツ
色と数字のパズルを解き明かせ!


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 40分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームの目的は、全員で協力して山札がなくなる前に、指定されたすべてのお題(目標カード)をクリアすることです。 ■ 基本ルール:UNO感覚で「お題」をクリア 場には4枚の目標カードと、その下に土台となる4枚の数字カードが並んでいます。 カードの出し方: 手札から1枚、場に出ているカードの上に重ねていきます。ルールはUNOと同じで、「同じ色」か「同じ数字」であれば出すことができます。 お題を達成せよ: 「4枚が交互に赤と青」「すべての合計が10以下」「緑のカードが3枚」など、場に出ている4枚のカードの状態が目標カードの条件を満たした瞬間、お題クリア!新しいお題が補充されます。 もどかしいコミュニケーション: 自分の手札を直接見せることはできません。「この列はできれば触らないでほしい」「次は私がお題をクリアできそう」といった、ふわっとした相談だけで全員の意思を統一していきます。 ■ ここが「協力」の醍醐味! 自分が一つのお題をクリアしようとして出したカードが、実は他の人が狙っていた別のお題を台無しにしてしまうことがよくあります。 「あー!そこ変えちゃったかぁ(笑)」 「ごめん、出すところがそこしかなかったっちゃん!」 そんな会話をしながら、パズルのピースをはめていく感覚。レベルが上がるにつれてお題の難易度も上がり、一筋縄ではいかなくなりますが、だからこそ最後の一枚で全目標を達成した時のスッキリ感は格別です。 ここが推しポイント! 誰でもすぐに遊べる親しみやすさ UNOのルールさえ知っていれば、お子様から大人まで誰でもすぐに「チームの一員」として活躍できます。 「阿吽の呼吸」が試される 言葉で全てを説明できないからこそ、相手が出したカードの意図を読み取る「思いやり」が勝利の鍵。チームビルディングを自然に体験できる一作です。 中毒性のあるレベル設定 レベル1はウォーミングアップ。レベル4になると、カードを出す順番まで計算しないとクリアできない絶妙な難易度になり、ついつい「もう一回!」と挑戦したくなります。 自分一人でお題を解こうとせず、仲間に「パス」を出すような気持ちでカードを置くのがコツ。 |
ザ・クルー
沈黙の宇宙で心を通わせろ!


| 人数 | 2~5人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 20分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームの目的は、全員で協力して、それぞれのプレイヤーに割り振られた「目標カード」通りのカードを、実際の勝負(トリック)の中で獲得させることです。 ■ 基本ルール:限られた通信で「阿吽の呼吸」を目指す 宇宙空間では詳細な通信ができない……という設定通り、手札の内容を喋ることは一切禁止されています。 トリックテイキングの基本: 誰かが最初に出した色と同じ色のカードを全員が出し、一番大きな数字を出した人がその場のカードをすべて獲得します。 唯一の通信手段: 各プレイヤーは1ゲームに一度だけ、手札の1枚を公開して「無線通信」ができます。チップを置く位置によって、「これがこの色の最大値だ」「これ1枚しか持っていない」「これが最小値だ」という重要なヒントを仲間に送ります。 緻密な誘導: 「あの人に赤の7を取らせるためには、今は僕がわざと低い数字を出して、次のターンに彼が勝てるように調整しよう……」といった、言葉にできない戦略をカードの出し方だけで伝えていきます。 ■ 襲いかかる50のミッション このゲームを語る上で欠かせないのが、少しずつ難易度が上がっていく50のミッションです。 「1番の目標をクリアしてから、2番に取り掛かれ」 「特定のプレイヤーは、一度もトリックに勝ってはならない」 「切り札を使ってミッションを完遂せよ」 最初は簡単ですが、進むにつれて「そんなの無理だよ!」と言いたくなるような無理難題が。しかし、限られた情報から仲間の意図を読み取り、パズルのピースがパチッとはまるようにミッションを達成した時の快感は、他のゲームでは味わえません。 ここが推しポイント! 「喋れない」からこそ深まる絆 言葉が使えないからこそ、相手がカードを出した「意図」を必死に考えます。クリアした瞬間に「あの時の通信、そういう意味だったんだね!」と答え合わせをする時間が、何よりの贅沢です。 チームビルディングの究極形 誰か一人のミスで全員が失敗してしまう。だからこそ、ミスを責めるのではなく「次はどうカバーするか」を考える。協力ゲームの精神がぎゅっと詰まっています。 驚きの中毒性 1ゲーム自体は数分で終わることも多いため、「次!次のミッション行こう!」と、ついつい夜更かししてしまう魔力があります。 通信チップをいつ、どのカードで使うかが運命の分かれ道。自分の強さを誇示するのではなく、仲間が動きやすくなるための「最高のヒント」を出すのがプロの宇宙飛行士への第一歩です。 |
パンデミック
絶望の連鎖を食い止めろ!人類の存亡を賭けた戦い


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 45分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームの目的は、世界中に広がる4つの感染症の治療薬(ワクチン)をすべて完成させることです。 ■ 基本ルール:エキスパートたちの連携が世界を救う プレイヤーはそれぞれ異なる専門能力を持つエキスパートとなり、世界各地を飛び回ります。 ワクチンの開発: 同じ地域のカードを5枚集めて調査基地へ持ち込むことで、その病気のワクチンが完成します。ですが、カードは移動手段としても使うため、手元に残すか移動に使うかの判断が常に問われます。 アウトブレイクの恐怖: ひとつの都市に病原菌が4つ以上たまると「アウトブレイク(感染爆発)」が発生。隣接するすべての都市に菌が飛び火します。これが連鎖して次々と爆発が起きる絶望感は、まさにこのゲームの醍醐味(?)です。 リセットされる悪夢(エピデミック): 順調に菌を駆除していても、カードの山から「エピデミック」が出ると状況は一変。すでに菌が発生した場所のカードがシャッフルされて山札の「一番上」に戻るため、再び同じ場所で感染が広がるという、恐ろしいシステムになっています。 ■ ここが「協力」の醍醐味! このゲーム、一人でも勝手な行動をするとあっという間に世界が滅びます。 「衛生兵」が最前線で菌を食い止め、 「科学者」が効率よくワクチンを研究し、 「作戦エキスパート」が各地に基地を建設する。 それぞれの強みをどう組み合わせるか。「今は僕が感染を抑えるから、君はカードを集めてワクチンを作ってくれ!」といった具合に、役割分担とリソースの最適化を話し合うプロセスは、まさにチームビルディングそのものです。 ここが推しポイント! 手に汗握る圧倒的な臨場感 実在の都市名が書かれたボードを囲み、刻一刻と増える感染コマを眺める緊張感。アウトブレイクが起きるかどうかの瀬戸際でダイス……ではなくカードをめくる瞬間のスリルは格別です。 「勝ち筋」が見えた時の連帯感 バラバラだったカードが仲間の協力で一箇所に集まり、最後のワクチンが完成した瞬間の喜びはひとしお。チーム全員で困難を乗り越えたという強い実感が残ります。 何度でも挑みたくなる奥深さ 役職の組み合わせやカードの出方で、毎回全く違う展開になります。失敗しても「あそこでああしていれば!」と、すぐに次の作戦会議が始まるほど中毒性が高いです。 病原菌をゼロにすることに固執しすぎないのがコツ。目的はあくまで「ワクチンの完成」です。多少の感染には目をつむり、最短ルートで研究を進める勇気が世界を救う鍵になります。 |
バハムートゲート
巨大な竜王を討て!手に汗握るボスバトル


| 人数 | 1~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 20分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | このゲームの目的は、全員で協力して強大なモンスターのヒットポイント(HP)を削りきること。まさにRPGのクライマックスのような手に汗握る展開が待っています。 ■ 基本ルール:ダイスの目とスペルで道を切り拓け! 中央に鎮座するボスの周りを、プレイヤーである勇者たちが移動しながら戦います。 勇者のターン: 4つのダイスを振り、その出目をリソースにして移動や攻撃、スキル発動を行います。さらに、手持ちのアクションカード(スペル)を駆使して状況を有利に進めます。最後に、先ほど振ったダイスの中で「同じ目の数」だけボスにダメージ!ゾロ目が出た時の爽快感は格別です。 モンスターのターン: 相手は「視線」の優先順位が高いプレイヤーの方を向き、容赦なく攻撃してきます。3つのダイスを振り、最も高い目を除いた残り2つの合計値がダメージに。この「ボスの攻撃を誰が受けるか」の立ち回りも非常に重要です。 命の灯火を絶やすな: 誰かのHPが0になるとお城へ戻って復活しますが、チーム全体で合計3回ダウンしてしまうと、その時点でクエスト失敗、敗北となります。 ■ ここが「協力」の醍醐味! モンスターは全部で4種類。それぞれ攻撃パターンや討伐のコツが全く異なります。 「僕がボスの視線を引き受けるから、みんなは今のうちに背後からスペルを叩き込んでくれ!」 「回復カードはあとに残しておこう、今は攻める時だ!」 そんな風に、誰が盾になり、誰が矛になるか。刻一刻と変わる戦況の中で、仲間と呼吸を合わせる感覚は、まさにモンハンやFFのレイドバトルそのものです。 ここが推しポイント! 圧倒的な「強敵」に挑む没入感 ボード中央にどっしりと構えるバハムートの存在感が、冒険心をくすぐります。ダイス運に一喜一憂しながらも、カードとスキルの組み合わせで活路を見出す戦略性がたまりません。 「全滅」の危機を乗り越える連帯感 あと一回誰かが倒れたら終わり……という極限状態でのラストターン。全員の祈りを込めて振ったダイスがボスのHPを削りきった瞬間、その場にいる全員が本物の「パーティ」になれます。 何度でも挑めるリプレイ性 モンスターごとの個性が強いので、戦う相手を変えるだけで全く別のゲーム体験に。勇者たちの能力の組み合わせを考えるのも楽しみの一つです。 ボスの「向き」をコントロールするのが勝利への近道。あえて危険な場所に留まって仲間を守る「騎士道精神」が、チームを勝利へと導きます。 |
一人じゃ届かない場所へ、みんなで行く楽しさ
協力ゲームを遊んでいると、不思議と相手の「新しい一面」が見えてくることがあります。 「この人、ピンチの時にすごく冷静だな」とか、「意外と大胆な作戦を立てるんだな」とか。ゲームを通じて深まる絆は、きっと日常のコミュニケーションもちょっと楽しくしてくれるはずです。
春吉の「亞猫文化堂」でお待ちしています
今回ご紹介した「協力ゲーム」たちは、すべて福岡市中央区春吉にあるボードゲームカフェ「亞猫文化堂」で遊ぶことができます。
- オバケに囲まれてハラハラしたい時
- 無言の宇宙で心を通わせたい時
- 世界を救うエキスパートになりきりたい時
どんなシチュエーションでも大歓迎です。お友達を誘って、あるいはその場に居合わせた他のお客さんと「チーム」を組んで、最高の達成感を味わいに来てください!
📩 あなたの「挑戦状」をお待ちしています!
このブログでは、皆さんからの感想や「次はこんなテーマで書いて!」というリクエストを大募集しています。
- 「もっとバカバカしくて笑える協力ゲームはある?」
- 「初心者2人だけでクリアできるおすすめが知りたい!」
- 「逆に、友情破壊(!?)しそうなスリル満点のゲームは?」
などなど、どんなご意見でも構いません。亞猫文化堂の店主・あにゃんと一緒に、もっとボードゲームの世界を広げていきましょう。
それでは、次回のブログもお楽しみに。 亞猫文化堂で、皆さんのチャレンジをお待ちしています!