「競り」とは「複数の買い手が品物の価格を競争し、最も高い価格を提示した買い手にその品物を売る方法」です。野菜や魚の市場で業者さんが指をあげて値段を決めたり、オークションで好みの美術品を相手より高い値を提案して取り合ったりするのを見たことがありませんか?あの体験をボードゲームでも楽しむことができるんです。深い心理戦と意外な展開がそこにはあってとても面白く対面でやるからこその興奮が体験できます!
ビックチーズ


| 人数 | 3~6人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 30分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | プレイヤーはそれぞれネズミカンパニーの社長となって自分の部下たちを使って仕事をこなしていきます。ゲームはすごろく方式になっており40のマスに最初に辿り着いた会社が勝者となります。まず山札からカードを一枚引き全員の前に出します。カードには2面、4面、6面、8面、10面、20面のダイスのカードとダイスを振り直しできるビッグチーズ、競り出されたカードを無しにできるVETO(却下)があります。カードがめくられたら自分の10匹の部下たちを競りの材料に使い、少しずつ値をあげ最高値をつけたプレイヤーがそのカードに使った部下を乗せゲット、次のカードがめくられ新たな競りがはじまります。新たな競りがはじまる度にカードに使った部下1匹が返ってきます。全ての部下が返ってくるとそのカードの効果が使えます。例えば10面ダイスに4つのネズミを出していたとすると4ターン後に全てのネズミがもどり10面ダイスを振ることができるんですがダイスは運次第、せっかく多くのネズミを賭けても1しかでなかったなんてこともしばしばw そんな時にダイスを振り直せるビッグチーズを手に入れておくんです。手元にはネズミは10匹しかいない。目の前のカードを買わないと進めない!高いカード買ってもよい目が出るとは限らない!リソース管理が大切な見た目以上に面白いゲームです |
ハイソサエティ


| 人数 | 3~5人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 30分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | 1~10の得点カード、色の違う特殊カードを手札のお金を使って競り合います。手札のカードも数字がバラバラなのが意地悪です。めくられたカードをスタートプレイヤーから順番に値を付けていきます。それ以上つけられないと思えばパス。全員がパスしたら現時点で最高値をつけたプレイヤーが獲得します。色の違うカードは「得点を2倍にする」「得点を1/2にする」があり、この時は通常のように値をつけていきながら最初にパスをしたプレイヤーがカードを引き取りますが、パスしたプレイヤー以外はそれまで値を付けてきた分は支払わなければいけません。色の違うカードが4枚出た時点でゲームは終了。得点を多く稼いだプレイヤーが勝利なのですが、お金を使いすぎたプレイヤーは脱落となってしまうので大胆にお金を使いすぎると負けてしまいます。お金を両替することもできないので使うカードも選ばないと思わぬところで大金を使う羽目になったりと悩ましいゲームです |
クーハンデルマスター


| 人数 | 2~6人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 60分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | 4枚1セットの得点のついた動物たちとちょっとおめかししたボーナス、それと憎たらしい顔したネズミを競っていく。動物たちは値を釣り上げるタイプの競り。ボーナスは親が10から9、8、7…とカウントダウンする間に名乗り出たものがその時の数字の枚数を支払う。ネズミは、お金を1枚だすかネズミを引き取る代わりにそれまで出たお金を全て引き取る2択。この3種類の競りをおこなっていく。1回の競りの後、親プレイヤーは同じカードを持っているプレイヤーと同じ枚数で取引ができます(1枚持ってるプレイヤーは2枚要求できない)。テーブルに裏向きでお金カードを置き、相手は対抗しないのであればそのお金を受け取りカードを渡す。対抗する場合は同じくお金カードを置き、両者揃ったところでカードオープン提示額が多い方がお金を相手に渡しカードを受け取る。ネズミはその逆となる。なので擦り付けることもできるというわけです。途中、金のロバが出るとお金が配られるため、競り金額もどんどん上がっていきます。山札がなくなり取引だけの勝負となりボーナスカード以外が全て4枚セットになったらゲームが終了。(4枚セット+同じ動物ボーナス)×セット数+そろわなかったボーナスが点数となります。ネズミを揃えたプレイヤーは一番点数の低いセットを廃棄して計算し。獲得点数の高いプレイヤーが勝利します。けっこう時間がかかるのと計算がめんどくさいのが難点ですがやるとなかなか奥深いゲームです |
ビブリオス


| 人数 | 2~4人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 30分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲーム内容 | 中世のキリスト教僧院の修道院長となりライバルたちと聖なる書や冒涜な書の蔵書を争います。写字室(ボード)に5つの分野に分かれたスペースがありそれぞれにダイスが置かれており、そのダイスの目は現在の価値を表わしています。最初は全て3です。87枚のカードの中には5つの分野の権利を表わす数字、カードを取り合うためのお金、分野の価値を上げ下げする教会の3つの種類に分かれています。まずは寄進フェイズというカードを配るフェイズを行ないます。手番プレイヤーは人数+1を1枚ずつ引きながら「自分用」「競り用」「他のプレイヤーが1枚取る用」に分けるを繰り返します。全ての山札を配り終えたら競りフェイズ「競り用」によけていたカードを競りにかけていきます。お金以外のカードは最高値をつけた人が、お金カードは一番多い枚数を捨てられる人が手に入れます。競りを終えた後、各分野で数値が高い人がダイスの点数を手に入れ一番点数を稼げたプレイヤーが勝利します。カードを手に入れる準備の段階から勝負は始まっていてライバルたちが何を狙っているのか予想し教会カードで分野の価値が常に変化していくのも面白いゲームです。 |
QE


| 人数 | 3~5人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 45分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| ゲーム内容 | Q.E.とはQuantitative Easing、つまり量的緩和政策の事を指す。量的緩和とは中央銀行が市中銀行から手形等を買い取る事で金の供給量を増やし、投資を促す事である・・・さっぱりわかりません。プレイヤーは各国の代表となり自国や他国の産業に投資することで金融危機に対処していくそうな。もっと簡単に優と自国を含む色んな産業タイルを競り合いセットを揃えることで点数を稼いでいきます。手番プレイヤーが引いたタイルに対し一斉入札で自分の国のホワイトボードに希望金額を書き、手番プレイヤーに裏向きに渡す最高金額のプレイヤーにその金額をタイルに書いて渡す。落札者と手番プレイヤーしか落札金額はわからないが落札できなかったプレイヤーは自分が書いた金額よりは上ということがわかる。次はもっと上の金額を書くを繰り返すので自然とインフレがかかってくる。実はこのゲーム、お金の上限が決まっていない…産業タイスが全て取引された後、一番お金を使っている人物が脱落してしまうのでそれさえ越えなければ何百億使おうが関係ないので、聞いたこともない額の金額がやりとりされる。集めた産業タイルのセットを計算し一番の点数を稼いだプレイヤーが勝利します。この感覚はすごいです |
モダンアート


| 人数 | 3~5人 |
|---|---|
| 所要時間(目安) | 15分 |
| 対象年齢 | 7歳以上 |
| ゲーム内容 | 世界の画商になって前衛アートを売り買いしお金を稼ぐゲームです。5人のアーティストは作品数が同じでなく偏っています。所持金100と作品をランダムで規定数配られスタート。手番ではカードを1枚もしくは2枚出し競りが始まります。競りの方法はカードの上にアイコンで描かれており毎回変わります。アイコンは5つ<自由入札>手番が提示した値段を自由に吊り上げ最高値を出したプレイヤーが獲得する<一斉入札>お金を手ににぎり全員が手を出したらオープンし最高値が獲得<一巡>手番の左のプレイヤーから値をつけ最後のプレイヤーがつけた値で手番プレイヤーが買うかを選べる<指値>手番プレイヤーが出した値で買うかを1巡で決める先のプレイヤーが買うと終わり誰も買わないと手番プレイヤーが買うことになる<ダブルオークション>2枚のオークションが行われ方法はもう1枚のカードのアイコンの方法で行われる。同じ色の作品の4枚目が出されたらオークションは行われずラウンドが終了。多く出された作品に3000、2番目に2000、3番目は1000と値がつきこれまで手に入れた作品が売却される。そして新たに規定数のカードが配られ次のラウンドがスタート。1ラウンドに1000ついた作品が次のラウンドで3000の価値が付くと売却額は4000と値が上がる。最終の4ラウンドまで来た頃には物凄い値が付きオークションの取引額もインフレを起こしていく様子が体感できるのでゲームに熱も入って来る素晴らしいゲームです |
なんだか難しそうと敬遠されがちな競りゲーなんですが、やってみるとそこまで難しくなくお金の上がり下がりを体で感じられ、人間の欲深さ、お金の怖さを知れるので子供の頃からやっておけばよかったなぁと本気で思います。まあそんなこと考えずに気軽に遊べるゲームです。今回紹介した6作品も福岡ボードゲームカフェで遊べます敬遠せずに体験してみてください!